はじめに
Stable Diffusion WebUI Forgeは、オープンソースのAIアート生成ツールであり、ユーザーがカスタマイズしたAIモデルを使って画像を生成するための強力なインターフェースを提供します。しかし、デフォルトでは英語のインターフェースが提供されているため、日本語環境で利用する場合には、UIを日本語化する手順が必要です。本記事では、Stable Diffusion WebUI Forgeを日本語化する方法を、Webブラウザ上のインターフェースを使用して説明します。
前提条件
Stable Diffusion WebUI Forgeを日本語化するには、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。
- Stable Diffusion WebUI Forge: 既にインストール済みで、ブラウザでアクセス可能であること(http://127.0.0.1:7860)
- GitとPython: Gitがインストールされていること、およびPython 3.10.6がインストールされていること(このバージョンは、AIツールやライブラリとの互換性が高く、安定して動作するため推奨されます)
- 日本語翻訳ファイル: 公開されている日本語翻訳リポジトリが存在すること
手順
まず、Stable Diffusion WebUI Forgeを起動します。webui-userをダブルクリックして実行します。
ブラウザが自動的に開き、http://127.0.0.1:7860
にアクセスできます。
Stable Diffusion WebUI Forgeが表示されたら、日本語翻訳ファイルのインポートを行います。
メインメニューから「拡張機能」(Extensions)タブをクリックし「Available」セクションに移動します。
この時Localizationのチェックを外しましょう。Load form:をクリックします。
わかりずらいですが検索窓があるので”ja”と入力しましょう。たくさん出てきた検索結果にフィルタリングがかかります。
ja_JP Localization localization
を見つけたら右側のInstallをクリック。
小さいですが次のような完了メッセージ出ていたらインストール完了です。Installed into C:\StableDiffusion\stable-diffusion-webui-forge\extensions\stable-diffusion-webui-localization-ja_JP. Use Installed tab to restart.
メインメニューから「設定」(Settings)タブをクリックし、UI設定(User Interface Settings)に移動します。
LocalizationのところはまだNoneになっていますが、ここで言語を設定できるようになります。
右側のアイコン(Localization:Refresh)をクリックすると一覧に出現します。ja_JPを選択します。
言語設定を日本語に変更した後、「変更を適用」(Apply settings)をクリックします。この操作により、日本語翻訳が適用され、UI全体が日本語化されます。
ブラウザがリロードすればすべてのメニューやオプションが日本語で表示されるようになります。ここで、必要に応じて他のUI設定も調整できます。
最後に、メニューや各種オプションが正しく日本語化されていることを確認します。もし一部が英語のまま残っている場合は、翻訳ファイルが最新であることを確認し、再度適用してください。
以上で、Stable Diffusion WebUI Forgeの日本語化が完了しました。これで、日本語環境でも快適に利用できるようになります。AIアートの制作をさらに楽しんでください!